映画「図書館戦争 LIBRARY WARS」感想レビュー - ヒーローフィギュアをレビュー!

映画「図書館戦争 LIBRARY WARS」感想レビュー

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今回は、
映画「図書館戦争 LIBRARY WARS」の感想レビューです。

※完全なネタばれなので、これからご覧になる方はご注意ください。



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「有川浩先生」の小説を原作とした
映画「図書館戦争 LIBRARY WARS」を観て来ました。

映画「図書館戦争 革命のつばさ」
感想レビューでも書きましたが、
私は「図書館戦争」について、
原作小説は未読で、
深夜アニメ「ノイタミナ」で放送された
アニメ版は全話視聴しました。

原作小説から、
コミック、
テレビアニメ
劇場アニメを経て、
今回「図書館戦争」の
実写映画化が実現しました。


以下が「あらすじ」と「感想」です。

それではレビューです。

※完全ネタばれなので、これからご覧になる方はご注意ください。
また、うろ覚えのため、実際の作品の内容と異なる記載があるかもしれませんが、
ご了承願います。



「あたしの街、明日の街」高橋瞳

「changes」Base Ball Bear

「初恋」Base Ball Bear

※動画投稿者の皆様へ、
ありがたく使わせて頂きます。




(あらすじ)


これは、
「昭和」から「平成」ではなく、
「正化」という時代に移った
日本を舞台にした
架空の物語である。


正化元年(1989年)、
前年に成立した
「メディア良化法」が施行される。

この法律は、
人権を侵害する表現や
公序良俗を乱す表現を規制するものであった。

この法律により、
法務省に本拠を置く
「メディア良化委員会」による
メディア検閲が合法化される。

検閲には
武力行使さえ厭わず、
同法は、
強権的かつ超法規的に運用される。


正化11年(1999年)、
「メディア良化法」に反対していた
「日野図書館」が、
突如同法に賛同する団体に襲撃される。

後に「日野の悪夢」と呼ばれるようになる
この惨劇により、
「稲嶺館長(演:児玉清さん※写真のみの出演)」以下
図書館員12名が犠牲となる。

そして
「日野の悪夢」の唯一の生存者である
「仁科巌(演:石坂浩二さん)」は、
「メディア良化法」に対抗するため
正化16年(2004年)
自衛組織「図書隊」を創設する。


正化26年(2014年)、
女子高生「笠原 郁(演:榮倉奈々さん)」は、
童話「はじまりの国のさいごの話」の発売日当日、
訪れた書店で「良化隊」の検閲に遭遇してしまう。

検閲対象として、
「はじまりの国」の本を取り上げようとする
良化隊員に対し、
「郁」は必死に抵抗する。

その時、
図書隊員「堂上 篤(演:岡田准一さん)」が現れ、
見計らい権限により、
検閲対象とされた書籍を
“見計らい図書”とし、
良化隊を追い返す。

(※「見計らい権限」
=書店の図書を、図書館法第三十条に定められた
資料収集の権利に基づいて、
“見計らい図書”とする権限の事。
見計らった本は検閲を免れるが、
図書館で購入・収集しなければならない。
つまり、図書の買い上げ制度。
行使できるのは図書正以上と定められている。)



その図書隊員の男は、
検閲を免れた
「はじまりの国」を優しく「郁」に手渡し、
「君のおかげでこの本は焼かれずに済んだ。」
と語りかける。

「郁」は、
優しく頭を撫でてくれた
その図書隊員の男性を
それ以来
「王子様」と呼んで
憧れるようになる。


正化31年(2019年)、
「郁」は「関東図書隊」に
入隊する。

「郁」は、
「関東図書基地・図書特殊部隊 二等図書正」となっていた
「堂上」を担当教官として、
厳しい訓練を受ける。

「郁」は、
「堂上」が憧れの「王子様」と気付かぬまま、
「鬼教官」だの「チビ」だのと呼んで、
何かと彼にくってかかる。

「堂上」も、
何かにつけて
「郁」に対し
厳しく当たる。

そんな「郁」と「堂上」の周囲には、
「関東図書基地・図書特殊部隊 二等図書正」で
「堂上」の相棒である「小牧 幹久(演:田中圭さん)」、
「関東図書基地・図書特殊部隊隊長 三等図書監」の
「玄田 竜助(演:橋本じゅんさん)」、
「武蔵野第一図書館・業務部 一等図書士」で
寮では「郁」のルームメイトである
「柴崎 麻子(演:栗山 千明さん)」、
「郁」とは同期であり、
新人きってのエリート隊員である
「手塚 光(演:福士蒼汰さん)」等の
姿があった。


座学では、
居眠りをして「堂上」に叱責される「郁」であったが、
柔道の実技では、
男子顔負けの身体能力で、
次々に相手を投げ倒す。

向かう所敵なしの「郁」に、
「堂上」が勝負を申し出る。

自信満々の「郁」であったが、
圧倒的な力の差により、
「堂上」にねじ伏せられてしまう。

例の如く、
「堂上」に悪態をつかれた「郁」は、
思わず背後から
飛び蹴りを食らわせてしまう。

床に倒された「堂上」であったが、
瞬く間に「郁」に
組み伏せられてしまう

そんな両者の様子を、
「玄田隊長」は
興味深そうに眺めていた。


後日、
「郁」は「手塚」と共に、
「一等図書士」として
「関東図書基地・図書特殊部隊(ライブラリー タスクフォース)」
への配属が告げられる。


「図書特殊部隊」では
初の女性隊員として
「堂上」の班へ配属される事を聞いた「郁」は、
あからさまに嫌な顔をして、
再び「堂上」に悪態をつかれる。

「図書特殊部隊員」の仕事は、
「良化隊」との最前線での攻防戦の他に、
「武蔵野第一図書館」内の見回り、
地下書庫からの閲覧希望図書の取り出し等
幅広いものであった。

戦闘に備えた訓練は
厳しさを増し、
周囲の足を引っ張りがちな
「郁」は、
「手塚」から邪魔者扱いされる。


そんなある日、
「堂上」の監督の下、
「郁」は図書館内を巡回していた。

すると「郁」は、
不審な様子の利用者の男を見つけ、
単身尾行を始める。

便所の個室内で、
男が蔵書のページを
切り取っている現場を目撃した「郁」は、
逃げようとする男を即座に投げ倒す。

そこに駆け付けた「堂上」に、
「郁」は男を確保した事を、
得意げに報告する。

次の瞬間、
起き上がった男が、
カッターナイフで、
背後から「郁」に
切りかかろうとする。

咄嗟に「郁」を庇った「堂上」は、
男に切られ
腕に怪我を負ってしまう。

男を完全に拘束した「堂上」は、
「郁」の頬に平手打ちし、
認識の甘さを糾弾する。

男の身柄を警察に引き渡した直後、
「図書隊」を辞めるよう
「堂上」から苦言を呈された「郁」は、
憧れの「王子様」の様に
本を守るため「図書隊」に入った事を語り、
辞めない事を告げる。


その後日、
「郁」達「図書特殊部隊員」が
野営の訓練を実施した晩、
野営場所は
暴風雨に見舞われる。

倒れたテントを立て直そうと、
雨の中奮闘する「郁」を
「堂上」が助ける。

テントに入った「郁」は、
お守りとして持って来た
「はじまりの国のさいごの話」の本を
買った日の出来事を
「堂上」に話す。


「堂上」は、
自分がその時の
「王子様」である事を
「郁」に明かさぬまま、
当時の自分の行動を批判する。

そんな「堂上」に対し
「郁」は、
「王子様」は
揺るぎない憧れである事を訴える。

そんな他愛のない会話の中、
「郁」は一瞬
「堂上」の笑顔を
目の当たりにする。


野営訓練が終わり、
「関東図書基地」への帰路の途中で、
「図書隊」を乗せた車は、
「良化隊」の検閲に遭う
書店の前を通りかかる。

「玄田隊長」は、
「見計らい権限」の限界を語り、
その場は黙殺する事を告げる。

しかし、
良化隊員に本を取り上げられ
泣いている子供の姿を目にした「郁」は、
車を飛び降りて書店に向かってしまう。

「良化隊」に対し、
「見計らい権限」を提示する「郁」であったが、
「図書士」に権限がない事を指摘され、
逆に拘束されそうになる。

抵抗して倒れ込んだ「郁」の身体を
受け止めた「堂上」は、
改めて「見計らい権限」を提示し、
「良化隊」を追い払う。

「郁」は、
短慮な行動をとった事により、
「堂上」から大目玉をくらう。

「郁」は、
身体を受け止められた瞬間、
「堂上」を「王子様」と思った事を
悔やむ。

先程の子供に、
「良化隊」から取り返した本を手渡し、
笑顔で語りかける「郁」を、
「堂上」は複雑な気持ちで
眺めていた。


「堂上」は、
「はじまりの国」の本を守った一件により、
研修中の身で
見計らい権限を用いた事を
「良化隊」に利用されたという
苦い過去があった。

「堂上」は、
当時の自分が
未熟であった事を反省し、
本来の自分らしさを殺して、
冷静沈着な図書隊員に徹する事を
心掛けてきた。

だからこそ、
面接官として、
「郁」の採用試験に立ち会った時から、
彼女の採用には反対だった。

「かつての自分がライバル」であると
「小牧」にからかれながらも、
「堂上」は、
「郁」の事をほっておけなかった。


さらに後日、
図書館の地下書庫内で、
「郁」は
閲覧希望の蔵書を見つけられず、
時間を浪費していた。

「郁」はその事を、

同じく書庫内で作業をしていた
「手塚」から責められる。

その様子を見ていた「堂上」は、
「手塚」に、
「お前が優秀な人間だという事は分かる。
だからと言って自分のレベルに達しない者を切り捨てていたら、
一体お前に何が残る?」
と注意する。

それに対し「手塚」は、
自分が優秀と言われるのは
努力をしているからだと反論し
「堂上」に食い下がる。

すると「堂上」は、
「正論は正しい。
だけど正論を武器にするのは正しくない。
一体お前のはどっちだ?」
と尋ねる。

その時、
警報と共に、
図書館内に
緊急アナウンスが流される。

「良化隊」が、
検閲対象の蔵書の差出を求め、
「武蔵野第一図書館」に
来館したのであった。

検閲対象となったのは、
複数の女性を殺害し、
逮捕された少年が所有していた物と
同じ書籍であった。


以前にも「PTA」から、
該当の蔵書を処分するよう
図書館側は催促されていた。


「良化隊」の
「尾井隊長(演:相島一之さん)」は、
該当の蔵書を
差し出すよう迫るが、
応対した「玄田隊長」は
「図書館法」に基づき、
断固拒否する。

そして
「良化隊」が指定した
戦闘開始時刻の「19:00」に、
「図書隊」と「良化隊」の
戦闘が開始される。

(※「図書隊」は
専守防衛を基本姿勢としている。
武装化はしているが、
威嚇射撃が中心で、
殺傷目的での発砲はしない。
また、
「図書隊」の銃器使用権の使用は、
図書館敷地内のみに限られる。)



「武蔵野第一図書館」の正門を境界線に、
「図書隊」と「良化隊」の攻防が続く中、
初の実戦となる「郁」と「手塚」は、
「堂上」の命令で、
裏門の警護に向かう。


同じ頃、
利用者を図書館内の
シェルターに収容し、
退避中の「柴崎」は、
館内に侵入しようとする
「良化隊員」の姿を目にする。

「柴崎」は1人、
館内アナウンスを使い、
侵入者の情報を知らせる。

アナウンスを聞いた「郁」は、
「柴崎」が準備していた
「検閲の歴史」の展示会場である
会議室へと向かう。

命令遵守を訴えていた「手塚」であったが、
やむなく「郁」と共に
会議室へと向かう。

折しも、
会議室内の図書を
持ち出そうとしていた
「良化隊員」と鉢合わせになり、
「郁」と「手塚」は、
追跡を始める。

図書館の屋上から
逃走を図る「良化隊員」を、
「郁」は単身追いかける。

自分が追うと申し出る「手塚」に、
「あんたの射撃の腕を信じている!」
と「郁」は叫び、
地面に降下する。

「手塚」の援護射撃により、
「郁」は「良化隊員」の身柄を確保し、
奪われた蔵書も取り返す。

しかし、
周囲に身を隠す
他の「良化隊員」に発砲され、
「郁」は逃げ惑う。

そこへ「堂上」が現れ、
「郁」を安全な場所まで
誘導する。


やがて戦闘終了時刻「20:00」となり、
「良化隊」は引き上げて行く。

戦闘の痕跡を残さぬよう、
「図書隊」が後片付けを行う様子を、
「堂上」と「郁」は、
複雑な気持ちで見つめていた。

(※「図書隊」は威嚇射撃しかできない一方、
「良化隊」は殺傷目的での発砲も可能。
万が一「図書隊」に負傷・死傷者が出たとしても、
詳細は一切報道される事はない。)


「堂上」は
「郁」と「手塚」に対し、
命令無視とは言え、
臨機応変に対処した事を評価する。

「堂上」が去り、
2人きりになるや、
「郁」は「手塚」から
交際を申し込まれ困惑する。


後日、
「仁科司令」の元に、
警視庁から
「平賀警部補(演:嶋田久作さん)」と
その部下が訪れる。

「平賀警部補」は、
先日の殺人事件の犯人が、
頻繁に図書館を利用していた旨を告げた上で、
問題の蔵書の引き渡しと、
犯人の閲覧記録の開示を要求する。

それに対し「仁科司令」は、
「図書館法」に基づき、
要求を拒否する。

先日の「良化隊」の検閲が、
「武蔵野第一図書館」内部の
密告者からの情報が
きっかけであった事を
「平賀警部補」は伝え、
「図書隊も一枚岩ではない」
と迫る。

「平賀警部補」を手ぶらで追い返した後、
「仁科司令」は、
「日野の悪夢」で、
唯一残った蔵書である
郷土資料の本を
重い表情で見つめる。


「図書隊」の非番の日、
「郁」は「柴崎」に、
「手塚」との交際について尋ねられるが、
自分は「王子様」一筋であると主張し
譲らない。

さらに後日、
「武蔵野第一図書館」内で、
業務内容について
「手塚」に尋ねた「郁」は、
交際の申し込みの返答を求められる。

何故自分と付き合う気になったのか
「郁」から理由を尋ねられた「手塚」は、
「お前と付き合えば自分に欠けている物が見えてくる気がする。」
と答える。

「郁」と「手塚」の様子を、
2階から眺めていた「堂上」に、
「柴崎」は2人事に関する
雑談を始める。

そんな「堂上」と「柴崎」の様子を、
今度は「郁」が
階下から複雑な面持ちで
眺めていた。


しばらく後、
「堂上」と「郁」は、
2人きりで
外回りに出る事となる。

移動中の車内で、
「堂上」は「郁」に対し、
「手塚」との交際を薦め、
「郁」は「堂上」に対し、
「柴崎」との交際を薦める。

「郁」は飽くまで「王子様」しか眼中になく、
他の男等考えられないと訴え、
「堂上」にあきれられる。

そんな「堂上」の態度に憤慨し、
「郁」は例の如く
食ってかかってしまう。

煮え切らない様子の「堂上」と「郁」であったが、
突然無線が入り、
図書基地へ戻る。


小田原の「情報歴史図書館」の所有者
「野辺山宗八」が死亡し、
同館が閉館される事となった。

同館には、
「メディア良化法」の成立過程で行われた
不正を記録した報道資料が保管されていた。

同館が財団法人により
運営される図書館であったため、
これまで「良化隊」は
検閲を行う事ができなかった。

しかし「野辺山」の死により、
「良化委員会」が、
該当の資料を狙って来る事は
必定であった。

「玄田隊長」は、
該当の資料全てを
「武蔵野第一図書館」が引き取る事と、
資料受け渡し当日
「良化隊」との全面戦争が
予想される事を
全隊員に告げる。


しかし、
「郁」は、
「情報歴史図書館」での戦闘配備から外され、
「仁科司令」の護衛として、
「野辺山」の葬儀に出席するよう
指示を受ける。

納得できないと訴える「郁」に対し、
「お前が戦力にならないからだ!」
と「堂上」は理由を告げる。


そして「野辺山」の葬儀と、
「情報歴史図書館」の資料受け渡しの当日となった。

「図書館」の周囲には
土嚢が積まれ、
戦闘準備が着々と行われていた。

資料は3つのコンテナに収納され、
ヘリで運ぶ段取りとなっていた。

案の定「良化隊」が現れ、
資料の差出を要求し、
「玄田隊長」が拒否する。

そしてついに「情報歴史図書館」を舞台に、
「図書隊」と「良化隊」の戦闘の火蓋が
切って落とされる。

「良化隊」の攻撃を受け、
「図書隊」が次々に負傷する中、
威嚇射撃しかできず、
焦る「手塚」を
「小牧」は笑顔でなだめる。

「良化隊」の前進を許し、
「図書隊」が徐々に
図書館内に後退を迫られる中、
「堂上」は必死に奮闘する。

激戦が繰り広げられる中、
資料を納めたコンテナが、
2つ目まで空輸に成功する。

すると「良化隊」の
「尾井谷隊長」は、
「メディア良化法賛同団体」のリーダー
「武山健次(演:鈴木一真さん)」に
ある作戦の決行を無線で命じる。

すると、
「野辺山」の葬儀会場に
潜伏していた「賛同団体」のメンバーが、
武装蜂起し、
「仁科司令」と「郁」を拉致してしまう。

「賛同団体」から
2人を拉致した事実を知らされた
「玄田隊長」は、
やむなく戦闘を中止し、
基地へと撤退する事を
隊員等に伝える。

一方、
目隠しをされた状態で
車で移送される「郁」の耳に、
ある音が流れ込んでくる。


「関東図書基地」に戻った
「玄田隊長」等の元に、
「賛同団体」から、
「情報歴史図書館」の資料を
焼却処分せよとの
脅迫電話がかかる。

「平賀警部補」等警察は、
「良化委員会」側のため、
事件解決には
一切協力しようとしない。

「仁科司令」に代わり、
無事を確認するため
電話に出された「郁」は、
「柴崎」宛てに
「誕生日祝いに予約していた
ミルフィーユカツのおいしい店に行けなくなってごめん」
というメッセージを伝える。

メッセージの意味が分からず
困惑する「玄田隊長」等に対し、
「柴崎」は、
自分の誕生日がまだ先である事と、
メッセージに出てきた店のある場所が、
「郁」達が移送された先である事を伝える。

居ても経ってもいられなくなった「堂上」は、
引き止めようとする「玄田隊長」に
身分証を叩きつけ、
「郁」と「仁科司令」の救出に向かう。

そんな「堂上」に、
「小牧」も同行する事になる。


さらに、
「仁科司令」が外した
義足に仕込まれた発信機が作動し、
現在は廃墟となった
元本屋が
「賛同団体」のアジトである事が
発覚する。

アジトに向かおうとする「図書隊」に、
「平賀警部補」は、
「図書隊の銃器使用権は図書館敷地内のみ」
である事を引き合いに出し
妨害しようとする。

しかし
「玄田隊長」は、
建物全体を買い取り、
図書館にすれば問題ない
と言い放つ。


その頃アジトでは、
「武山」が
「仁科司令」の持つ
郷土資料の本を奪い、
焼き捨ててしまう。

灰にされた本を見つめながら、
今の社会の現状を嘆く「郁」に、
「仁科司令」は、
「我々大人が、君達にこんな世界を残してしまった…
すまない…」
と詫びる。

そんな「仁科司令」に対し「郁」は、
自分は本を守るため「図書隊」に入った事を、
決して後悔していないと訴える。

やがて「武山」は、
片足を撃たれ、
苦しむ「仁科司令」の声を
「玄田隊長」等に聞かせ、
直ちに資料を焼却するよう
迫る。

「仁科司令」を守ろうと
「郁」は「武山」に立ち向かうが、
善戦虚しくねじ伏せられてしまう。

「武山」の握る
拳銃の銃口が、
「郁」に向けられた時、
部屋は煙幕が
充満する。

煙幕の中、
「郁」と「仁科司令」は、
「堂上」と「小牧」によって、
部屋から連れ出される。

「堂上」は、
「郁」に銃を1丁渡し、
「小牧」と共に
「仁科司令」を警護するよう指示する。

「堂上」は、
他の3人を物陰に隠し、
単身追手を引きつけるため
去って行く。


「堂上」は、
襲い来るメンバーを、
類まれな身体能力により、
次々に戦闘不能にする。


「堂上」の事が気にかかる「郁」は、
彼を探しに向かう。


「武山」と対峙する「堂上」であったが、
片足を撃たれてしまう。

そこへ「郁」が現れ、
「武山」に銃を向けるが、
一瞬の隙を突かれ、
銃を払い落されてしまう。

圧倒的な力で、
「郁」を攻撃する「武山」であったが、
「堂上」が足を掴んで
必死に動きを封じる。

「堂上」の指示に従い、
「郁」は傍の銃を手にし、
「武山」に発砲し、
行動不能にする。

そこへ他の「賛同団体メンバー」が現れ
「郁」と「堂上」は取り囲まれてしまう。

しかし間一髪、
「図書隊」が駆けつけ、
「賛同団体」は拘束される。

「仁科司令」と「小牧」の身も
無事に確保される。

事件終了後、
「堂上」は、
戦力にならないと言った事を
「郁」に詫びる。



「平賀警部補」は、
複雑な表情で、
現場を後にする。


「玄田隊長」の大学の同期であり、
「メディア良化法」に反対する
週刊誌「新世相」の編集部記者
「折口マキ(演:西田尚美さん)」等の手により、
「仁科司令」の拉致監禁事件が
大々的に報道される。

警察への苦情が殺到している事を
興奮気味に語る若手記者に対し、
「折口」は、
人々の関心は一時的な物に過ぎず、
自分達は今後も
報道し続けないといけないと語る。


「武蔵野第一図書館」では、
「情報歴史図書館」から
移送された資料の整理が始まる。

「仁科司令」は、
「良化委員会」との戦いは
まだまだ続くと
決意を新たにするのであった。



「柴崎」は、
「郁」に交際を断られた事を
特に気にしていない様子の
「手塚」に対し、
理由を尋ねる。

それに対し「手塚」は、
向学のため、
交際を申し込んだと語る。

そして「手塚」は、
先日の「仁科司令」の誘拐事件の際、
「郁」の無事を知った「柴崎」が、
泣いている姿を見た事を話し、
「案外かわいい所があるんだな」
とからかう。

すると「柴崎」は、
「今の話笠原に言ったら殺すよ!」
と「手塚」を睨みつける。

理由を尋ねられた「柴崎」は、
それも友情であると答え、
「手塚」は、
「変な女!」と
微笑む。


図書館内を巡回する
「堂上」と「郁」は、
壁面に映し出された
「図書館の自由に関する宣言」を
見つめる。

「※『図書館の自由に関する宣言』
第1 図書館は資料収集の自由を有する。
第2 図書館は資料提供の自由を有する。
第3 図書館は利用者の秘密を守る。
   第4 図書館はすべての不当な検閲に反対する。
図書館の自由が侵されるとき、
我々は団結して、
あくまで自由を守る。」



「郁」は、
本を守るため、
これからも精進する事を
「堂上」に熱く語る。

すると「堂上」は、
「励めよ!」と
「郁」の頭を
優しく撫でる。

「堂上」の手の感触に、
何か思い当たる物を感じた「郁」は、
「堂上」の後ろ姿を見やる。

そんな「郁」に対し、
「堂上」は笑顔で振り返る。




(感想)


まず、
本作で良かったと感じた点については、
以下の通りです。



主演の「榮倉奈々さん」が
明るく活発な
主人公「笠原 郁」役を
熱演していたのが
印象的でした。


個人的に「榮倉さん」は、
NHKの朝の連続テレビ小説「瞳」以降、
「いじめに遭うOL」とか
「余命僅かの花嫁」とか
不幸なヒロインの役しか
来なくなったという印象を
持っていました。

そんな中、
今回の「笠原 郁」は、
かつての「瞳」を彷彿とさせる、
明るいキャラクターでした。

そんな「笠原」を
「榮倉さん」が
生き生きと演じている様に
見えました。


高い身体能力を持ちながら、
肝心の所で活躍できない印象でしたが、
失敗しても、追い詰められても、
決してくじけない「郁」に
十分感情移入しながら
鑑賞する事ができました。



「岡田准一さん」も、
鬼教官「堂上 篤」の役を
魅力たっぷりに
演じていると感じました。

「岡田准一さん」の
生身のアクションシーンが
とにかくかっこ良かったと思います。

私は未見ですが、
「岡田さん」は、
テレビドラマ「SP」で、
要人警護の警官役を演じるため、
「カリ」と「ジークンドー」という
2つの格闘技で
武術師範の資格を取得したそうです。

柔道の稽古の場面で、
「榮倉さん」演じる「郁」を、
軽くひねってしまう場面はもちろんの事、
便所内で襲い来る不審者を
瞬く間に拘束してしまう姿が
本当に様になっていました。

「情報歴史図書館」での
「良化隊」との銃撃戦の際、
先頭に立って戦う姿も
本当に勇ましく見えました。

そして、
クライマックスの、
「メディア良化法賛同団体」のメンバーを相手に
繰り広げられる
生身のアクションが圧巻でした。

原作にも
アニメ版にもない
アクションシーンだったそうですが、
「格闘家としての岡田さんの魅力」が
遺憾なく発揮された場面だと感じました。

また、
アクションシーン以外にも、
「郁」の事を責める「手塚」に対し、
「正論を武器にするのは正しくない!」
と諭す場面が印象に残りました。

部下のレベルの違いを把握し、
悪い所は注意しつつも、
切り捨てる事を良しとしない姿が、
理想的な上司に見えました。

若き日の自分の行動を悔やむ一方で、
そんな自分に憧れ
「図書隊」に入った「郁」に
手を焼きながらも、
無視する事のできない
「堂上」の複雑な心情を
全身で演じていたと思いました。

さて、
「岡田准一さん」は、
出身地である
大阪府枚方市の遊園地
「ひらかたパーク」の
CMキャラクター
「ひらパー兄さん」として、
2013年から同園のCMに
登場するようになりました。

既に、
絶大な経済効果を
もたらしているそうです。

先代「ひらパー兄さん」は
お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の
「小杉竜一さん」が担当していましたが、
「岡田さん」の「ひらパー兄さん」は、
「超ひらパー兄さん」と
呼ばれているそうです。
(関西ローカルなネタですみません…)


「田中圭さん」演じる
「堂上」の相棒
「小牧幹久」については、
出番が少ない気がしましたが、
「頼もしい相棒」という役割は
しっかりと果たしているように見えました。

テレビアニメ(OA版)では、
設定上の問題で
彼女(?)が登場せず、
物語の中心になれない印象の
「小牧」ですが、
緊迫した状況で、
場を和ませてくれる
キャラクターであると思います。

今回も、
苛立つ「手塚」を
笑顔でなだめる場面を見ていて、
一瞬癒されました。


「栗山千明さん」演じる
「柴崎麻子」について、
ちょっと意地悪な所はあっても、
友達思いのキャラクターである事が
よく伝わりました。

「武蔵野第一図書館」内に侵入する
「良化隊員」を発見し、
危険を顧みず、
仲間に知らせる等、
単なる頭でっかちではなく、
肝が据わったキャラである点も
魅力的でした。


そして、
特撮番組「仮面ライダーフォーゼ=如月弦太朗」役を演じた
「福士蒼汰さん」が、
「手塚 光」役を演じる事は、
公開前から注目していました。


頭は悪いが、
何に対しても
情熱的な「弦太朗」役から一転、
頭脳明晰の上に努力家で、
御曹司でもある
「手塚 光」役を
好演していると感じました。

自分に比べ、
レベルの低い「郁」の事を、
最初は邪魔者扱いしていたものの、
初陣で適切な判断を行い、
事態を収拾した彼女を
認める場面が印象的でした。

スナイパーとして、
「良化隊」を威嚇射撃する姿は
様になっていると感じました。



そして、
登場人物以外にも、
見所はいくつもありました。

まず、
今回実写化された事により、
「検閲が合法化された閉塞的な世界」が、
リアリティーを持って描かれていると
感じました。

アニメ版でも、
「図書隊」と「良化隊」の攻防等が
テレビ番組で報道される場面がありました。

本作冒頭の、
「メディア良化法」の成立過程や、
成立後の検閲の実態を報道する
テレビ番組の映像が流れる場面は、
生身の人間が演じている分
真実味がありました。

「メディア良化法」の成立に反対する識者が、
合理的に反論する場面を見ていて、
東京の某条例が成立する前に、
同じような場面が、
実際にテレビで流されていた事を
思い出しました。

そして、
陸上自衛隊と航空自衛隊の
撮影協力による、
「図書隊」の訓練シーンや、
「図書隊」と「良化隊」の戦闘シーンが、
迫力満点でした。

設定上、
銃撃戦がメインのため、
巨大な火の玉ができる
派手な爆破シーンはありませんが、
迫りくる「良化隊」に
必死で抵抗する
「図書隊」の緊迫感が
丹念に描かれていました。


そして、
今回の主な舞台となった
「武蔵野第一図書館」が、
複数の図書館で撮影した映像を繋げ
一つの図書館に
見えるよう加工された物である事が
印象的でした。


そして本作には、
「良化隊による検閲」と「図書隊と良化隊の戦い」等の、
「検閲が合法化された閉塞的な世界」を象徴する
シリアスな場面だけではなく、
「郁」と「柴崎」が休暇を楽しんだり、
「堂上」と「郁」の痴話(?)喧嘩等の、
ほのぼのとした場面が
バランス良く盛り込まれていると感じました。

本作を監督した
「佐藤信介さん」は、
「図書館戦争」と同じ
検閲・焚書がテーマの
映画「華氏451」の様な
ハードな世界観ではなく、
ハードな一面と
キュートな一面を併せ持った
世界観を描く事を
心掛けていたそうです。

作品の所々に、
客席から笑いが起こる様な、
滑稽な場面が挟まれていたので、
全体的に
リラックスした状態で
鑑賞する事ができました。



続いて、
本作で残念に感じた点については、
以下の通りです。



私は
「アニメ版」のイメージしかありませんが、
今回のキャスティングについて、
「原作」「アニメ版」「コミック版」
それぞれのファンの人達に
納得できるものであったかが
少し気になりました。




「佐藤監督」は
コミック「GANTZ」を
実写映画化した経験がありますが、
その前編公開当時、
「肝心の部分が映像化されていない!」
と原作ファンからは
不評だったと記憶しています。

個人的に、
「佐藤監督」に対し、
上記の様な印象を抱いていたので、
キャスティングを含め、
「図書館戦争」の世界観を
ちゃんと映像化できるのか、
公開前は気になっていました。

主演の
「岡田准一さん」と
「榮倉奈々さん」は、
雑誌「ダ・ヴィンチ」で行われた
読者投票による仮想キャスティングで
それぞれ「堂上篤役」と
「笠原郁役」で1位となり、
今回抜擢されたそうです。

「堂上」と「郁」以外の、
「小牧」・「柴崎」・「手塚」の
キャスティングについては、
個人的に
妥当だと感じました。

その一方で、
少し引っ掛かるキャスティングが
ありました。

「橋本じゅんさん」が演じた
「玄田竜助隊長」は、
アニメ版では
もっと大柄で
筋肉質なキャラクターだったので、
最初の内は戸惑いました。

もちろん
「橋本さん」は、
「良化隊」による検閲に
毅然とした態度で立ち向かい、
多くの部下達をまとめ上げ、
大胆な方法で
突破口を開く等
頼もしい隊長を
熱演していたと思います。

ビジュアルの面では、
アニメ版よりもパワーダウンした感が
否めないものの、
足りない部分を
演技力でカバーし、
どっしりと構える
「玄田隊長」を
見事に演じていたと思います。


そして、
事前に公開された情報で
知っていたものの、
アニメ版にも登場した
「図書隊」の創設者
「稲嶺館長」の役どころが、
映画オリジナルのキャラクター
「仁科 巌司令」に
差し替えられた点が
やはり残念でした。

いっその事、
今回「仁科司令」役の
「石坂浩二さん」が、
「稲嶺館長」役を
演じれば良かったのではと
思いましたが、
そういう訳には
どうしてもいかなかったそうです。

何でも、
原作者「有川 浩先生」が
「稲嶺館長」を
「児玉清さん」のイメージで
描いていたそうです。

「児玉さん」が既に亡くなっていたため、
今回「稲嶺館長」役として
写真出演という形になったそうです。

「児玉さん」の存命中に
実写映像化されていれば、
「図書隊」創設者
「稲嶺館長」役を演じる
「児玉さん」の姿を
見る事ができたかもしれません。

本当に残念です。


そして本作では、
「メディア良化委員会」
「良化隊」
「メディア良化法賛同団体」
「警察」
の面々が、
完全な悪者として
描かれていた点が
少し引っ掛かりました。

「賛同団体リーダー」の
「武山健次」が、
何故あそこまで良化法に賛同するのか
という理由について、
ちゃんと語る場面等があっても
良かったのではと思いました。


映画「革命のつばさ」のように
「良化隊」と言えども、
血の通った人間である事を
示唆する場面を
描いてほしいと思いました。


そしてもう一つ、
今回の映画には、
「郁」の両親が
登場しない点が
残念でした。

続編があれば、
「郁」の「図書隊」への入隊に
反対している「母親」との軋轢と和解を
映像化してほしいと思います。


それと、
一応今回の映画でも、
仕事覚えの悪い「郁」を
「手塚」が責める場面がありましたが、
上映時間の都合か、
アニメ版で印象に残った展開が
省略された事が残念でした。

アニメ版では、
今回の映画よりも
もっと厳しい言葉で、
「手塚」から責められ
ベソまでかいた「郁」が、
「柴崎」の協力の下
猛勉強をして、
そつなく業務をこなせるまで
成長する姿が描かれました。

できれば
上記の展開も
映像化してほしかったです。



※以下の記述は、
作品のレビュ―とは無関係なので、
興味のない方は無視して下さい。

以下は、
浅い知識と、
拙い見解に基づいて記載した内容になりますが、
ご容赦願います。

過激な内容の記載がありますが、
誰かに対する
差別や偏見を
助長したり、
不道徳や犯罪を
正当化する意図は
一切ありませんので、
ご理解願います

また、
うろ覚えのため、
具体例として挙げた
作品の台詞等が、
実際とは異なるかもしれませんが、
ご容赦願います。





映画「図書館戦争 革命のつばさ」の感想レビューにもありますが、
今回も、
「表現の自由」の問題に関し、
私が思う事を、
以下に記載したいと思います。


既にコメントしましたが、
今回「図書館戦争」が
実写化された事により、
検閲が合法化された世界が
よりリアリティーを持って
描かれていると感じました。


「メディア良化法賛同団体」に拉致された
「仁科司令」が、
「日野図書館」最後の蔵書を、
団体リーダー「武山健次」に取り上げられ
焼き捨てられる場面は
本当に胸が詰まりました。


焼き捨てられた本を見つめながら
「何でこんな世の中になっちゃったんだろう…」
と悲しむ「郁」に「仁科司令」が、
「私達大人が、
君達若者にこんなひどい
社会を残してしまった。
本当にすまない…」
と詫びるシーンが
印象に残りました。

「石坂さん」によるナレーションの
「本を焼く国は、いずれ人を焼く」という
言葉がとても重く感じました。

「仁科司令」が、
全ては人々の無関心が原因だったという趣旨の
台詞を語っていました。

劇中の世界では、
「表現の自由が奪われる事は何を意味するのか」
という事について、
ほとんどの人々は、
自分達には無関係と
深く考えようとはしませんでした。

「表現の自由が奪われれば、
いずれ言論の自由も奪われる」
という事に気付かぬまま、
人々は事態の悪化を
見過ごしてしまった訳です。

「人々の無関心さ」については、
「武蔵野第一図書館」の利用者さえ、
「図書隊」が日々命がけで
本を守るために戦っている事を
真剣に考えずに、
心ない発言をする場面で
描かれていたと感じました。


「言論の自由」という言葉を聞いていて、
「藤子F不二雄先生」原作の
漫画「エスパー魔美」で、
主人公「佐倉魔美」の親友
「高畑君」が言った
「言論の自由のためさ。
力ずくで他人の口をふさごうとするなんて、絶対にゆるせない!!」
という言葉を思い起こされました。

さらに、
「魔美のパパ」と「魔美」との会話の中の
台詞も思い起こされました。

「魔美」から「言論の自由」が
本当に大事な物かを尋ねられた「パパ」は
以下の様に答えます。

魔美のパパ「ずいぶん当たり前の事を聞くんだな。
なぜって…
そう…
たとえば、
昔の日本にはそれがなかった。
その結果があの悲惨な戦争だ。
軍や政府は
自分らの方針に反対する者を
かたっぱしから押しつぶした。
逮捕、拷問、
ときには死刑…
一億の国民は
目かくしされたまま
戦争の渦に巻き込まれていったんだ。
だれでもどんな意見でもしゃべれる自由…
これは民主主義の基本なんだよ」
魔美「じゃ、ときにはそれを守るために、命をかけることもあるわけね」
魔美のパパ「必要ならね」


最近
「これは言論の弾圧ではないのか?」
と感じさせられる出来事が
ニュース等で報道されています。

相手を貶めたり、
追い詰めたりするような事は
絶対にやってはいけないと思います。

しかし、
個人が感じた疑問に関する
率直な思いを、
力で握り潰して
黙らせる事は
決してフェアではないと思います。

物事に対して、
どう感じるかは
個人の自由ですし、
その気持ちを
言葉に変える
自由もあると考えています。

それを、
力に物を言わせて、
特定の枠組みから
外れる意見や考え方を
全て否定するのは
やはりおかしいと思います。

上記の様な風潮になったのは、
いわゆる体裁ばかりが
優先される様に
なったからでしょうか?


体裁云々の問題について考えると、
どうしても、
テレビや出版における
規制の問題が
思い浮かんできます。


以前
怪談でお馴染みの
「稲川淳二さん」が
講演会で、
テレビやラジオの
放送コードの問題について
語っていました。

自分達の世代が普通に使っていた言葉が、
諸般の事情により
他の言葉に差し替えられ、
元の言葉で使う事が
はばかられる現状に、
憤りを感じているそうでした。

もちろん
「稲川さん」は、
テレビやラジオの番組に
出演する際は、
放送コードを守って
話をするそうです。

しかし講演会では、
放送コードの枠に縛られる事なく、
自分の考えを、
ストレートに言葉にする事を
心掛けているそうです。

そんなある日、
「稲川さん」が
講演会で話を終えた後で、
参加者の若者から、
講演内容に、
テレビやラジオでは
放送コードに引っ掛かる言葉が
出てきた事を
指摘されたそうです。
(おそらく「放送禁止用語」の事だと思います。)

その言葉を聞いて「稲川さん」は、
その参加者に対し
「あの人には心がない…」
と悲しくなったそうです。

「稲川さん」が悲しかったのは、
その参加者が、
放送コードに引っ掛かる
言葉が出てきた事ばかり気にして、
自分が話全体を通じて
訴えたかった事を
聞いていなかった事だそうです。

話の根幹よりも、
体裁ばかり気にする姿勢を見て
「心がない」と
感じたのかもしれません。

今回の映画に登場した
「良化隊」の「尾井谷隊長」や、
「メディア良化法賛同団体」のリーダー「武山 健次」等、
正に「心を持たない機械人形」の如く
冷酷に任務を遂行する
不気味な存在に見えました。

今回の映画の中で、
「郁」がお守りにしていた
「はじまりの国のさいごの話」
について、
どこが検閲対象となったのか
理由が描かれていました。

落ちこぼれだが
個性的な主人公達の設定が、
意見単一化により
諸外国に対し
一枚岩で取り組もうとする
国政に反していた事が
検閲理由でした。

「稲川さん」の話を聞いていて、
秩序を保つという名目で、
人々から個性が失われ、
体裁ばかりが重んじられる世界は、
今回の映画だけのものではないと
感じました。


最近、
長らく封印状態にあった
映画やコミック等の
過去の作品が、
復刻されるようになりました。

ただ、
それらが、
全て元の形のままで
再び世に出された訳では
ないようです。

特にコミック等では、
現在では問題表現とされる
絵や台詞が、
差しさわりの無い物に
差し替えられた上で
復刻されるようです。

もしもの場合、
槍玉にあげられる
当事者の方々の事を考えると、
仕方のない処置かもしれません。

しかし、
かつて気に入っていた作品は、
やはり当時のままの形で
読みたいと思います。

それに、
無理に絵や台詞を
差し替えると、
本来作者がその場面で
訴えたかった主題まで
伝わらなくなってしまう
可能性があると思います。

下手をすれば、
本来の作品全体のテーマそのものが、
伝わらなくなってしまうかもしれません。


過剰なまでの
「言葉狩り」や「自主規制」の
行く末が、
今回の映画の様な
世界なのでしょうか?


今回実写化され、
検閲がまかり通る世界の
恐ろしさが
より生々しく描かれ、
「こんな世界には絶対になってほしくない!」
と改めて思いました。



話が途中で脇にそれてしまいましたが、
今回の映画は、
とても楽しく鑑賞できたと思います。


映画「図書館戦争 革命のつばさ」を見て、
「メディア良化法」を巡る
「図書隊」と「良化隊」の戦いの結末は分かっていますが、
本作は、
映画「リベリオン」のように、
人間の思想の自由を奪う管理社会を
武力で打破する話ではありません。

登場人物達は、
飽くまで平和的な解決策を目指した結果、
互いに武装解除するまでに
状況を改善させる事ができました。


ぜひ、
同じスタッフと
同じキャストで、
できるだけ早く
今回の映画の続編を
作ってほしいと思いました。


アニメ版にあった、
「手塚」が
苦手な子供相手の
読み聞かせの課題を、
「柴崎」の協力により
乗り越えるエピソード等
ぜひ映像化してほしいと思います。

そして、
「郁」と「堂上」の関係はもちろんの事、
「手塚」と「柴崎」の関係の進展について
描いてほしいと思いました。

できれば
映画「革命のつばさ」同様
「図書館革命」の内容まで
きちんと映像化してほしいと思いました。



大変長くなりましたが、
今回はこれまで!




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