映画「キカイダー REBOOT」感想レビュー - ヒーローフィギュアをレビュー!

映画「キカイダー REBOOT」感想レビュー

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今回は、
映画「キカイダー REBOOT」の感想レビューです。
※完全なネタばれなので、これからご覧になる方はご注意ください。




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1972年に放送された特撮番組「人造人間キカイダー」を現代風にアレンジした
映画「キカイダー REBOOT」を観て来ました。

「人造人間キカイダー」の原作者は、
「仮面ライダー」と同じ「石ノ森章太郎先生」です。

「人造人間キカイダー」版の「キカイダー」は、
2011年公開の映画「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」に
「キカイダー01」「イナズマン(1973年版)」「怪傑ズバット」等と共に登場しましたが、
本作はそれとは異なるリニューアル版の「キカイダー」が主人公の作品です。


以下が「あらすじ」と「感想」です。

※完全なネタばれなので、これからご覧になる方はご注意ください。
また、うろ覚えのため実際の作品の内容と異なる記載がありますがご容赦願います。


「ゴーゴー・キカイダー」秀夕木、コロムビアゆりかご会

「戦え!!人造人間キカイダー」秀夕木、コロムビアゆりかご会

「ジローのギター集」

「キカイダー01」子門真人

「01ロック」子門真人

※動画投稿者の方々へ、ありがたく使わせて頂きます。


(あらすじ)


物語の舞台は現代日本。

総理大臣「田部慎之介(演:石橋蓮司さん)」は
「日本の未来はロボットが救う」をスローガンに、
ロボット産業を平和利用と経済再生の柱にすえた
「ARKプロジェクト」を提唱する。

プロジェクトの活動拠点である「ARK研究所」内では、
チーフリーダーであるロボット工学の権威「光明寺ノブヒコ(演:長嶋一茂さん)」が開発した
アンドロイド「ジロー=キカイダー(演:入江甚儀さん)」と
「光明寺博士」の補佐として米国より招かれた科学者「ギルバート・神埼(演:鶴見辰吾さん)」が開発したアンドロイド「マリ(演:高橋メアリージュンさん)」による
模擬対決が行われていた。

「光明寺博士」により取り付けられた「良心回路」の影響で、
判断速度で「マリ」に後れを取る「ジロー」は
次第に追い詰められていく。

対決の実験を事前に知らされていなかった「光明寺博士」は、
現場に駆け付けるや否や2体の戦闘を中止させる。

「光明寺博士」は、
「神埼博士」と
プロジェクトを推進する
国防大臣「椿谷(演:中村育二さん)」に詰め寄る。

あっけらかんとした様子の「神埼博士」等の態度を見た「光明寺博士」は
「ARKプロジェクト」が最初から軍事利用が目的であった事を悟る。

「ならば私にも考えがある。」と言う言葉を残し、
「光明寺博士」はその場を去って行く。

並び立つ「マリ」と「ジロー」を前に、
「神埼博士」は「マリ」の性能を自画自賛し、
「ジロー」を「不完全な機械」と蔑む。


それから1年後、
「光明寺博士」は謎の事故死を遂げる。

遺された「光明寺博士」の娘
「光明寺ミツコ(演:佐津川愛美さん)」には春からのアメリカ留学が、
弟の「光明寺マサル(演:池田優斗さん)」には寮生活が決まっていた。

「ミツコ」は仕事一筋で家族を顧みなかった父親を快く思っておらず、
「マサル」も内向的な性格で「ミツコ」は手を焼いていた。

「ミツコ」は、スマホの画面と手の届く幸せしか見ない現実の男性に失望し、
マンガやアニメの主人公に自分の理想を求める生活を送っていた。

「ミツコ」の通う大学に
自称ネットジャーナリスト「服部半平(演:原田龍二さん)」が現れ、
「ミツコ」から「光明寺博士」の死の真相について聞き出そうとする。

父親を軽蔑する「ミツコ」は何も知らないと「半平」に告げ、
そのまま帰宅してしまう。

自宅マンションに戻ると、
「マサル」はタブレット端末のゲームに夢中で
「ミツコ」の問い掛けにもまともに取り合おうとはせずに、
自室に閉じ籠ってしまう。

そこへ「半平」が訪れ、
インターホン越しに「ミツコ」に再度取材への協力を求める。

その時
「ARK研究所」の特殊部隊員が「マサル」の部屋に侵入し、
駆けつけた「ミツコ」共々姉弟を拉致して行く。

「ミツコ」と「マサル」はマンション屋上のヘリポートへと連行され、
銃口を向けられる。

その時、
ギターを背負った「ジロー」が現れ、
瞬く間に特殊部隊員から姉弟の身柄を奪取する。

特殊部隊員の銃撃から身を挺して姉弟を守る「ジロー」は、
「スイッチオン」の言葉と共に体表の「ナノ結晶ディスプレイ」を解除し
「キカイダー」の姿へと変化する。

「キカイダー」は特殊部隊員を次々に打ち負かし、
「人間とこれ以上やり合う気はない」と告げる。

特殊部隊員はその場から撤退するが、
代わりに頭上のヘリから重機型ロボ「グレイサイキング」が投下され、
「キカイダー」と姉弟に襲いかかる。

「キカイダー」は「グレイサイキング」の猛攻を受けながら、
姉弟を必死に守ろうとする。

激闘の末、
「キカイダー」は「グレイサイキング」の巨体を付近の川へと投げ込む。

「キカイダー」は「ジロー」の姿に戻り姉弟に歩み寄るが、
「ミツコ」に拒絶されてしまう。

父親の事を許す事ができない「ミツコ」は、
父の作った「ジロー」に対しても嫌悪感を抱いていた。

そこへ現れた「半平」が姉弟の無事を確認している間に、
「ジロー」は忽然と姿を消してしまう。

身の危険を感じた「半平」は、
「ミツコ」と「マサル」を自宅にかくまう事にする。

「半平」は現場に残されていた
「グレイサイキング」の残骸を、
去り際に拾って行く。


翌日、
テレビでは川に落とされた「グレイサイキング」に関するニュースが報道されていたが、
工事用の重機が落ちたという内容にすり替えられていた。

「半平」は外出せぬよう姉弟に釘を刺した上で、
秋葉原で機械屋を経営する
「本田宗五郎(演:本田博太郎さん)」の元を訪れる。

「半平」から渡された「グレイサイキング」の残骸を解析した「本田」は、
非常に危険な代物である事を告げる。

その頃「椿谷」は「田部」から、
昨日の騒動について追及を受けていた。

「田部」は、
昨今の国際情勢を鑑み、
今回の一件については不問するが、
「椿谷」に対し不信感を抱いている事を示唆する。

全ては「ARKプロジェクト」を成功させるためだと主張する「椿谷」に対し、
一刻も早い復興と景気回復こそが国民の願いであり、
それらを実現させる事こそが急務だと「田部」は一蹴してしまう。

「ARK研究所」に戻った「椿谷」は、
「田部」の態度に対し憤りを覚えていた。

文句を言うばかりで自ら何も為そうとしない国民に代わり、
国防のための戦力としてロボットを投入しようと考える「椿谷」は、
「光明寺博士」の研究成果が記された
「光明寺ファイル」の入手を急ぐようスタッフに促す。

そこへ現れた「神埼博士」は、
自分がいれば「光明寺ファイル」は不要と訴える。

しかし「椿谷」は、
元々「光明寺博士」の補佐のためアメリカから呼び寄せた「神埼博士」に
「光明寺博士」程の力量はないと過小評価する。

なおも食い下がる「神埼博士」に対し「椿谷」は、
彼を「ARKプロジェクト」のチーフに任命し
「プロフェッサー ギル」と呼ぶ事とする。

研究所を出た直後、
「椿谷」の傍らに立つ「マリ」は、
自分を開発した「神埼博士」の有能さを訴える。

それに対し「椿谷」は、
「神埼博士」の才能を認めつつも、
彼には思想がないと言い放つ。


「ミツコ」と「マサル」は「半平」の言いつけを破り、
街に出てしまう。

父の恩師である「前野究治郎」にメールを送った直後、
「ミツコ」と「マサル」は、
黒装束の男達に追い詰められる。

そこへ再び「ジロー」が現れ、
男達をなぎ払い、
「マサル」を脇に抱え、「ミツコ」を放り投げてしまう。

「ジロー」は歩道橋から飛び降り、
通りかかったトラックの荷台に着地し、
落ちて来た「ミツコ」を受け止める。

「ジロー」は、
スマホを使用したため居場所を探知された事と、
「光明寺博士」の命により、
「ミツコ」と「マサル」を護身する事を伝える。

「ミツコ」は相変わらず
父の作った機械と「ジロー」を毛嫌いする。

一方「マサル」は、
「ジロー」に興味津津の様子で積極的に話し掛ける。

追跡者をかく乱するため海辺で野宿をする事になり、
渋々従う形となった「ミツコ」の眼に、
楽しそうに「ジロー」と遊ぶ「マサル」の姿が映る。

焚き火を囲んで夕食を摂っている時、
「マサル」から好きな音楽やお笑いについて質問され、
「ジロー」は「YMO」「ドリフ」と答え、
姉弟をあきれさせる。

「前野」の元へ向かう途中、
3人は森の中を通って行く。

「ミツコ」が1枚の紅葉を見つめて微笑んでいる様子を見ていた「ジロー」は、
その紅葉をちぎり取り彼女に差し出す。

「あなたは笑っている顔の方がいい」と言う「ジロー」から
紅葉を受け取った「ミツコ」は、
「生きてる物を傷つけない方がいいよ…機械じゃないんだから…」と諭す。

その日の晩、
廃工場内で野宿をしていた「ミツコ」はふと眼を覚まし、
愛用のギターを使って自らのメンテナンスを行う
「ジロー」を見つける。

「ミツコ」は「マサル」を笑顔にしてくれた事を感謝する。

「ミツコ」から、
「YMO」や「ドリフ」の事は父親の趣味なのか尋ねられ、
「光明寺博士」によりアップデートされたものであると「ジロー」は答える。

「ジロー」は、
「光明寺博士」が自身の研究ファイルを「マサル」の中に隠し、
姉弟を守るため自分を向かわせた事を明かす。

「この体止まるまで、君達を守る」という「ジロー」の言葉を聞いた「ミツコ」は、
子供の頃父からプレゼントされたロボットの事を思い出す。

「ミツコ」は「ジロー」と別れ、
再び眠りに就く。

「ミツコ」が不意に眼を覚ますと、
傍で眠っていたはずの「マサル」がいない事に気付く。

「マサル」は「マリ」率いる特殊部隊により
当に工場から連れ出される所であった。

そこへ「ジロー」が立ちはだかり、
特殊部隊から「マサル」を奪取する。

駆けつけた「ミツコ」に「マサル」を任せ、
「ジロー」は特殊部隊を蹴散らす。

捕えた特殊部隊員に止めの一撃を加えようとする「ジロー」は、
相手のおびえた様子を見て拳を止めてしまう。

その隙を「マリ」に突かれ吹き飛ばされた「ジロー」は、
相手の表情を読み取る事で行動が制限されてしまう
「良心回路」の弱点を指摘される。

「ジロー」は「キカイダー」となり「マリ」と対決する。

激闘を繰り広げる両者であったが、
「キカイダー」は止めの一撃を「マリ」に加える事ができない。

透かさず反撃に転じた「マリ」に瞬く間にねじ伏せられ、
「キカイダー」は右腕を引きちぎられてしまう。

満身創痍の状態で「キカイダー」は「マリ」に立ち向かい続ける。

幾度倒されても立ち上がり、
姉弟を守るため「マリ」に向かって行く「キカイダー」の姿を見ていた「ミツコ」は、
子供の頃いじめっ子達に、
父からプレゼントされたロボットを壊された時の光景を思い出す。

最早立ち上がる力も失った「キカイダー」に、
「マリ」が止めを刺そうとしたその時、
「ミツコ」が飛び出し、
「マサル」と共に投降する事を申し出る。

「キカイダー」の変身が解けた「ジロー」に、
「任務完了」の旨を告げ、
「ミツコ」は「マサル」と共にその場を後にする。

「ARK研究所」に連行された「マサル」は、
手術により埋め込まれていた記憶媒体を摘出される。

その媒体の中に「光明寺ファイル」の全てが収められている事が判明し、
研究所内で歓喜の声が上がる。

「椿谷」は、
「ARKプロジェクト」を本来の
有事の際は兵器となり尖兵となりうるアンドロイドの開発を進めるという
「D・ARK(Defense Advanced Research by Komyoji)プロジェクト」
へと移行する事を宣言する。

「椿谷」の様子を傍で窺っていた「ギル」は不満を隠しきれず、
自らが制作した軍事転用人型アンドロイド「ハカイダー」を前に
ある決意を固める。


一方半壊状態の「ジロー」は、
姉弟を救出するため森の中を進んでいた。

しかし、
ついに力尽き倒れてしまう。

するとそこへ
姉弟を迎えに来た
「前野究治郎(演:伴大介さん)」が現れ、
「ジロー」を見つける。

「前野」は「ジロー」に肩を貸し、
以前から「光明寺博士」の件で取材を求めていた
「半平」に頼んで修理してもらう事を提案する。

心理学者である「前野」は、
「感情こそが全ての行動の源である」という自らの思想を
教え子である「光明寺博士」が具現化した物こそ「良心回路」であり、
それを備える「ジロー」は自分達の研究成果の結晶であると評する。

その「良心回路」の弱点を突かれ、
自らの任務を果たせなかったと語る「ジロー」は、
自分は不完全な機械だと落ち込む。

そんな「ジロー」に「前野」は、
「それなら完全とは何か?」と問い掛ける。

さらに「人間も不完全な生き物だ」と話す「前野」の言葉を聞いて
「ジロー」は混乱しそのまま意識を失う。


しばらく後、
「ジロー」は秋葉原の「本田」の店で再起動する。

「本田」により修理を施され回復した「ジロー」は、
「半平」の口から「ミツコ」と「マサル」が
「ARK研究所」から解放された事を聞かされる。

既に「ミツコ」から任務完了を告げられていた「ジロー」は、
自らの使命を見失い困惑する。

「ミツコ」は大学に戻り、
以前と変わらぬ日常生活を送る。

「半平」は「ミツコ」に「ジロー」の無事を伝えた上で、
会いに行く事を勧めるが本人は
「会わない方がいいと思う。」と断る。

「ジロー」は大学の食堂で友人等と談話する「ミツコ」を遠目から見つめ、
そのまま立ち去る。


同じ頃、
「ギル」は自らの脳を「ハカイダー」に移植し
「ジロー」の前に現れる。

「D・ARK」に戻るよう迫る「ハカイダー」の要求を
「ジロー」は毅然とした態度で拒否する。

すると「ハカイダー」は「ジロー」を破壊すると言い出し、
「ジロー」は「生きている物を傷つけない方がいい」
という「ミツコ」の言葉を引き合いに出し、
戦う意思はない事を告げる。

構わず挑戦して来る「ハカイダー」に対し、
「ジロー」はやむなく「キカイダー」となり応戦するが、
圧倒的な力の前に瞬く間にねじ伏せられてしまう。

するとそこに「ARK研究所」の追手が現れたため、
「ハカイダー」は「キカイダー」に再戦の意思を告げ立ち去る。


「本田」の店に戻った「ジロー」は、今自分が為すべき事も、
「マリ」に追い詰められた時「ミツコ」が自分を守ろうとした理由も分からないと語る。

すると「半平」は、
それは愛や恋であるからかもしれないと「ジロー」に教える。

ケータイ小説家でもある「半平」の
自分で自分が分からない事があるのが人間であるという言葉を、
「ジロー」は困惑しながらも重く受け止める。


「ARK研究所」に連れ戻された「ハカイダー」は、
「椿谷」から勝手な行動を取った事を責められる。

「D・ARKプロジェクト」の今後の目的を語る「椿谷」に対し、
「ハカイダー」は「光明寺ファイル」は不要であり、
自分1人さえいれば目的は十分果たせると反論する。

自らの主張を聞き入れようとしない「椿谷」の態度に業を煮やした「ハカイダー」は、
「椿谷」等とは袂を分かち、
自分を否定した物全てを破壊する事を宣言し、研究所を脱走する。


「ミツコ」のアメリカ留学当日、
「ジロー」と会わないまま旅立とうとする姉の態度に「マサル」は怒り、
家を飛び出し「半平」の元へと向かう。

折しも「本田」の店では、
「ハカイダー」による「ARK」関連施設破壊のニュースを
「ジロー」がテレビで視聴していた。

自分の戦闘力を向上させる事は可能かと尋ねる「ジロー」に対し、
「本田」は不可能であると告げる。

続けて「本田」は、「良心回路」をOFFにすればリミッターが解除され、
「キカイダー」は本来の戦闘力を発揮できると説明する。

「良心回路」を失えば自分自身を失うと語る「本田」に、
「ジロー」は「みんなの心を守りたい」と自らの覚悟を告げる。

「ジロー」の覚悟を悟り、そのまま「ハカイダー」の元へと向かわせた後、
「本田」は店にやって来た「半平」と「マサル」に、
事の次第を伝える。


廃墟と化した施設にたたずむ「ハカイダー」の前に、
ギターを奏でながら「ジロー」が現れる。

「ジロー」は「キカイダー」となり、
「お前はもう人間じゃない!僕と同じ機械だ!」と
「ハカイダー」に言い放つ。

さらに
「人間を守るのが機械の使命だ!機械の暴走は機械が止める!」と語り、
「ハカイダー」と激闘を展開する。


当に空港へと向かうバスに乗り込もうとしていた「ミツコ」の元に、
「半平」と「マサル」が「ジロー」の事を知らせに駆け付ける。

今の「ジロー」には「ミツコ」が必要だと訴える「半平」と「マサル」だが、
「ミツコ」はそのままバスに乗り込んでしまう。

しかし、
手帳に挟んでいた「ジロー」からもらった紅葉を見た「ミツコ」は、
「半平」と共に「ジロー」の元へと向かう。


戦場に駆け付けた時、
「キカイダー」は「ハカイダー」の猛攻を受け続け
劣勢に立たされていた。

もう自分のために戦う必要はないと訴える「ミツコ」に、
「ミツコ」だけのためではなく、みんなの心を守るために戦っていると
「キカイダー」は語り出す。

その時、
「ハカイダー」の左腕にある高周波発生装置「ギルの笛」により、
「良心回路」を狂わされ「キカイダー」は苦しみ出す。

「キカイダー」は今にも「ミツコ」に危害を加えようとする素振りを見せ、
制止しようとする「半平」を払い除けてしまう。

左手の爪で「ミツコ」に斬りかかろうとしたその時、
「キカイダー」の右腕が左腕を掴み取る。

「キカイダー」は
「君を守るこの体止まるまで!」と「ミツコ」に告げ、
「良心回路」を自らの手でOFFにする。

リミッターが解除された「キカイダー」は、
一気に反撃に転じ「ハカイダー」と激戦を展開する。

両者共一歩も譲らず、
互いに満身創痍の状態となる。

戦いの最中「ハカイダー」は、
「光明寺博士」を殺害したのは自分である事とを告白する。

「ハカイダー」と組み合った時、
「キカイダー」はバッテリーの残電力と全部品の帯電力を電磁パルスに変換し放出する
必殺技「電磁エンド」を炸裂させる。

やがて両者のいた場所で大爆発が起こる。

戦いを見守っていた「ミツコ」と「半平」の前に、
「キカイダー」が姿を現す。

「キカイダー」は「ミツコ」に、
「光明寺博士」の「良心回路」を守れなかった事を詫びる。

すると「ミツコ」は、
もう十分自分の事を守ってくれたと「キカイダー」に感謝する。

「ミツコ」の顔に触れようとした「キカイダー」は、
そのまま倒れ込んでしまう。

やがて完全に機能が停止してしまった「キカイダー」を抱え、
「ミツコ」は「いつかジローを直す。」という自分の夢が見つかった事をつぶやく。

戦いをビデオカメラで記録していた「半平」は
「いい小説が書けそうだ…」と「ミツコ」と「キカイダー」を温かい目で見つめる。


専用車でどこかへと向かう「椿谷」は「マリ」から
「博士の脳を回収した」との報告を受ける。

「D・ARKプロジェクト」は
今当に始まろうとしていた。



(感想)


初めに、
私は1972年に放送された特撮番組「人造人間キカイダー」は未見で、
「石ノ森章太郎先生」が執筆したコミカライズ版を断片的に読んだ程度しか
「キカイダー」の予備知識がない状態で今回本作を鑑賞しました。


まず、
今回の作品で良かったと感じた点は以下の通りです。


アクションシーンについて、
「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」の物とは一味違う印象で、
迫力があったと感じました。

物語冒頭の「キカイダー」と「グレイサイキング」との戦いは、
狭いヘリポート内に限定されながらも、
これまでの「東映ヒーロー」の映画にはなかった
緊迫感のある戦闘場面だと感じました。

ワイヤーアクションを駆使し、両者が激突する
「ジロー」VS「マリ」
「キカイダー」VS「マリ」の戦いは、
CGでは再現しきれない生身の迫力(「キカイダー」はスーツですが…)があり、
見応えがありました。

「入江さん」演じる「ジロー=キカイダー」は、
本作公開前に「仮面ライダー鎧武」のテレビ版にゲスト出演していますが、
瞬きをせず、物事に動じない機械的なキャラに徹し
雰囲気たっぷりだと感じました。

ヒロイン「ミツコ」役の「佐津川さん」も、
最初は毛嫌いしていた「ジロー」を次第に受け入れる心境の変化を
多少粗削りながらも表現できていたと思います。

「池田さん」演じる「マサル」が、
「ジロー」と戯れる場面は、
映画「ターミネーター2」の
「ジョン・コナー」と「T-800」の姿を彷彿とさせられました。

「光明寺博士」役を演じた「長嶋さん」は、
ほぼ回想場面のみの出演ですが、
存在感たっぷりに、人間愛溢れる科学者を熱演していたと思います。

個人的には映画「男たちの大和/YAMATO」の
「臼淵磐役」も印象に残っています。

「ジロー」のライバル「マリ」役の「高橋さん」は、
「ジロー」「キカイダー」相手に生身で派手なアクションを披露し、
感情を持たないアンドロイドの不気味さを
申し分なく表現できていたと感じました。

「原田さん」演じる「半平」については、
公開前の予告映像を見た時
「ウルトラマンメビウス」に出て来た
ゴシップ記者「ヒルカワ」の様な
目的のためなら手段を選ばない人間のクズというキャラかと
勝手に予想していました。

しかし実際は、
特ダネを得るためにしつこい部分もあったものの、
飽くまで「ジロー」「ミツコ」「マサル」等のために奮闘する
三枚目キャラとして好感が持てました。

また本作に、
「仮面ライダーカブト」で「加賀美陸」役を演じた「本田博太郎さん」
「仮面ライダーディケイド」で「光栄次郎」役を演じた「石橋蓮司さん」
「仮面ライダーフォーゼ」で
「我望光明=サジタリウス・ゾディアーツ」役を演じた「鶴見辰吾さん」等
「東映特撮ヒーロー」縁の方々が出演していた点も見所でした。

「鶴見さん」については、
「ハカイダー」の悪役にふさわしい雰囲気を
声だけでしっかりと表現していたと感じました。

そして本作には、
「初代キカイダー=ジロー」役を演じた
「伴大介さん」が短いながらも出演されました。

新旧「ジロー」が揃って画面に登場する展開は
旧作のファンの方々にとっては
うれしいサービスではなかったでしょうか?

「ミツコ」と「マサル」を守り抜く事ができず自信をなくした「ジロー」を、
優しく諭す姿は存在感があり、
台詞にも重みがありました。

ただ個人的には、
ここで「伴さん」に「東映特撮ヒーロー作品」に出演してもらえるなら、
「海賊戦隊ゴーカイジャー」放送当時に、
テレビ版や劇場版で
元「バトルフィーバーJ」の「神誠=2代目バトルコサック」役で
出演してほしかったと改めて思いました。

話が脱線しましたが、
これまでの「東映特撮ヒーロー作品」と比べ、
登場人物1人1人を掘り下げて物語が描かれ、
人間ドラマのパートにも重みがありました。


漫画家の「村枝賢一先生」が担当した
本作の「キカイダー」と「ハカイダー」のデザインも
旧作の特徴を残しつつ、しっかりと現代風にアレンジされ
どちらもかっこいいと感じました。


「ジロー」が「ドリフ」好きだと語り「志村けんさん」の
「ダッフンダ!」の物真似をする場面は、
はまった世代なので懐かしかったです。
(「志村けんさん」の番組は現在も放送されていますが…)


「ジロー」が「マリ」に追い詰められる光景を目の当たりにした「ミツコ」が、
玩具のロボットをいじめっ子達に壊された光景をフラッシュバックさせ、
「ジロー」を庇う場面が特に印象に残りました。

それまで冷たい印象だった「ミツコ」が初めて「ジロー」のために
優しさを示した場面だと感じました。

物語終盤の
故障した「ジロー」を直す事が自分の夢だと語る場面を見ていて、
絶版となった同人誌「ドラえもん最終話」の
機能停止した「ドラえもん」を自分が直す事を「のび太」が決意する場面を
思い起こされました。


予告映像を見た段階では、
「ジロー」「ミツコ」「マサル」の逃亡生活の最後に
「ハカイダー」との対決が描かれると予想していました。

しかし実際は、
中盤の「マリ」との対決に敗れ
「ミツコ」「マサル」は「光明寺ファイル」を奪われた後解放され、
2人を守ると言う「ジロー」の任務はあっけなく終了という展開となり
少し意外性がありました。

その分、
自らの任務(目的)を失い途方に暮れる「ジロー」の姿が際立ち、
「みんなの心を守る」という新たな目的に辿り着く姿が強い印象を残しました。



続いて、残念に感じた点は以下の通りです。


本作では「キカイダー」「ハカイダー」という呼称は登場せず、
「機械だ!」「破壊だ!」という台詞のみでした。

「ジロー」から「キカイダー」への変身も
「スイッチ・オン!」の言葉一つで瞬時に行われ、
旧作の様な変身シークエンスがない点が、
好き嫌いが分かれるかもしれません。

「キカイダー」の姿が本来の姿であり、
全身を覆ったバイオナノファイバーカウルに埋め込まれた「ナノ結晶ディスプレイ」が
全方位の視覚に対し3D表示を行い「ジロー」の姿に見せているという新たな設定のため、
旧作の様な凝ったシークエンスは不要という理由づけになりますが、
個人的には質素な印象が否めませんでした。

まあ既に
「平成ライダー」は「昭和ライダー」の様な
派手な変身ポーズをとらないと言われて久しいので
今更と言ってしまえばそれまでですが…

また、
「キカイダー」の愛用マシーンである
「サイドマシーン」が登場しなかった点も残念でした。

「グレイサイキング」について、
予算と技術の限界のためか、
身体の各所にあるミサイルランチャーを
結局使用しなかった点が残念でした。

また、
「グレイサイキング」の一件が隠ぺいされたのに対し、
「ハカイダー」の破壊活動が普通に報道された展開は
違和感を拭えませんでした。

それと、
「キカイダー」と「ハカイダー」の対決という一番の見せ場が
うす暗く両者を把握しづらい映し方になっている点が残念で仕方ありませんでした。

「キカイダー」の必殺技である「電磁エンド」も
設定上は強烈な技であるとの事ですが、
ビジュアル的には地味な印象だった点が残念でした。

「ギター」を使ってどの様にメンテナンスをしているのか、
もっと分かりやすく映してほしいと感じました。

デザイン担当の「村枝さん」が考案していた
「ギター」をマシンガンとして使用する場面をぜひ描いてほしかったです。

そして
「D・ARKプロジェクト」自体は阻止できないまま、
全てはこれから始まるという締め括り方で終わりました。

最後に出て来た脳は
「光明寺博士」の物なのか「ギル」の物なのかが
はっきりしないまま終わった事も
すっきりしませんでした。



残念な点があり、
過大に期待して鑑賞すると肩透かしを食らう印象が否めないものの、
心に残る箇所はあった作品だと思います。

「村枝さん」がインタビューで
「キカイダー01」のデザインも既に考えているとコメントしていましたが、
果たして続編は実現するのでしょうか?

上記にある様に、
全てがこれから始まると言う場面で終わった作品なので、
やはりこの続きが描かれるべきなのでしょうか?

結局の所本作は、
東映特撮ヒーローのお祭り映画に出すための
駒を増やすために作られたのでしょうか?

正直に言えば、
単体の作品として魅力のある作品にしてくれる事を
本作に対して期待していました。

本ブログ製作者様が紹介された様に、
「スーパーヒーロー大戦Z」以来音沙汰のなかった
「宇宙刑事シリーズ」がやっと再始動する事になりました。

「2代目シャリバン」「2代目シャイダー」を主役とした
各Vシネマが制作されるそうで、
そちらはそちらで期待したいとは思います。

「マーベルコミック」のヒーロー映画の場合、
ヒーローが共演する「アベンジャーズ」が公開された後も、
「アイアンマン」「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ」の
それぞれの単体での続編がちゃんと制作され、
高評価を得た作品もあります。

それに比べると日本の特撮ヒーロー映画は、
もっと単体の作品としての魅力を高める方向に
今後はシフトしていくべきではないかと思います。


さて、
上記の様な意見を述べた矢先ですが、
今回の「キカイダー」の復活に関連して、
ぜひ実現してほしい要望があります。

「石ノ森章太郎先生」が執筆した
コミカライズ版「イナズマン」で描かれた
「キカイダーVSイナズマン」の戦いの
実写映画化を希望します。

元々旧作のテレビ版では
「ジロー=キカイダー」と「渡五郎=サナギマン=イナズマン」を演じていたのは
同じ「伴大介さん」なので実現できませんでした。

「ジロー=キカイダー」役は「入江さん」が続投し、
「風田三郎=サナギマン=イナズマン」役は
映画「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」
「スーパーヒーロー大戦」に続き「須賀健太さん」に再登板してもらい
両者の対決を映像化してほしいと思います。

原作では、
「ジロー」は顔のみを「キカイダー」に変化させただけで
完全に変身しない状態で「イナズマン」に襲いかかりました。

展開としては、
激しいバトルが描かれる事もなく、
実にあっけない形で両者が和解し話は終わりました。

映像化された場合、
きちんと両者が「キカイダー」と「イナズマン」に変身し、
互いの能力と技をぶつけ合い、
真剣勝負をする展開を希望します。

ただし、
共通の敵と対峙する事になり、
結果として共闘する展開になるとは思いますが…

その際はぜひ「イナズマン」が
恩師「如月弦太朗=仮面ライダーフォーゼ」直伝の
「友達の証」を結び
「キカイダー」と友達になる姿を描いてほしいものです。

しかしそうなると結局最後は
「仮面ライダー」「スーパー戦隊」「宇宙刑事」が駆けつけて
いつも通りの大所帯で敵を打ち破っておしまいという流れになりそうな予感が…

とにもかくにも、
リニューアル版
「キカイダー」「イナズマン」の共演は
ぜひとも映像化してほしいと思います。


「魂ウェブ限定S.H.フィギュアーツ」として、
「人造人間キカイダー」版の
「キカイダー」と「ハカイダー」が商品化されますが、
ぜひ「REBOOT」版
「キカイダー」・「ハカイダー」もリリースしてほしいものです。



さて、本作の上映前に
2014年7月19日公開の映画
「劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!」の予告映像が流れ、
2013年の人気ドラマ「半沢直樹」で「黒崎駿一」役を演じ話題となった
歌舞伎俳優の「片岡愛之助さん」が「仮面ライダーマルス=コウガネ」役で
出演するとの情報が明らかにされました。

「凰蓮・ピエール・アルフォンゾ=仮面ライダーブラーボ」もいるため
オネエキャラではないと思いますが、
例の如く映画オリジナルの悪のライダーみたいです。

「片岡さん」は、
「マルス」のフィギュアが出たら
絶対買うというニュアンスの事をコメントしています。

ただ、
2013年公開の「劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land」に登場した
「陣内孝則さん」が変身した「仮面ライダーソーサラー」でさえ、
現時点で「S.H.フィギュアーツ」で商品化されないままなので、
「マルス」はリリースされるのでしょうか?

まあソフビ人形でもいいのなら可能性はあると思いますが…



それでは大変長くなりましたが、
今回はこれまで!


(入場者プレゼント「スイッチオン!チェンジングしおり」)
kr003.jpg
kr004.jpg
見る角度によりイラストが変化します。



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