映画「LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標」感想レビュー - ヒーローフィギュアをレビュー!

映画「LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標」感想レビュー

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今回は
映画「LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標」の感想レビューです。
※完全なネタばれなので、これからご覧になる方はご注意ください。




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2012年に放送された
アニメ「ルパン三世」の第4テレビシリーズ
「LUPIN the Third -峰不二子という女」で
キャラクターデザイン・作画監督 を担当した
「小池健氏」が監督・演出を務めた
映画「LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標」を観て来ました。

本編は「前篇」「後篇」の2部構成となっていました。


それではレビューです。

※完全なネタばれなので、これからご覧になる方はご注意ください。
またうろ覚えのため、実際の作品の内容と異なる記載がありますが、ご了承願います。


「ルパン三世その1」チャーリー・コーセイ

「ルパン三世その2」チャーリー・コーセイ

「ルパン三世のテーマ」ピートマック・ジュニア

「ルパン三世 愛のテーマ」水木一郎

「ラヴ・スコール」サンドラ・ホーン

「ラヴ・イズ・エヴリシング」木村昇

「セクシー・アドベンチャー」中村裕介

「フェアリー・ナイト」ソニア・ローザ

「新・嵐が丘」菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール

※動画投稿者の方々へ、ありがたく使わせて頂きます。



(あらすじ)


(前篇)

ここは「東ドロア」の墓地。

殺し屋兼天才発明家でもある
「ヤエル奥崎(声:広瀬彰勇さん)」は
「次元大介」の名が刻まれた墓の前に立っていた。


「東ドロア」と隣国の「西ドロア」は、
つい先日、
「東ドロア」の歌手「クイーン・マルタ(声:皆瀬まりかさん)」が、
「西ドロア」でコンサート中暗殺された事件を契機に、
一触即発の緊迫状態が続いていた。

そんな中「東ドロア」は
中立国に自国の秘宝「リトルコメット」を譲り、
その見返りとして、
「西ドロア」のウラニウムの横流しを依頼する。

白バイ警官に変装した
「ルパン三世(声:栗田貫一さん)」
「次元大介(声:小林清志さん)」は、
「リトルコメット」の受け取りに向かう途中の
中立国の役人が乗る車を停車させる。

「ルパン」と「次元」は瞬く間に
役人と運転手を拘束し、
2人に変装し受取先へと向かう。

世界屈指の防犯率の高さを誇ると評される
「東ドロア」の街並みを見物しながら、
「ルパン」と「次元」は受取先に到着する。

「次元」を車に待機させて、
建物の中へと入った「ルパン」は、
「リトルコメット」の入れられたガラスケースの前に案内される。

しかし、
ケースの鍵を解錠するための暗証番号を知らない「ルパン」は
その場に立ち尽くしてしまう。

不穏な空気を感じた「次元」は、
受け取り場所の部屋に飛び込み、
ケースのガラスをマグナムで粉砕してしまう。

ケースの警報装置が作動したため、
やむなく「ルパン」は
そのまま「リトルコメット」を奪取し
「次元」と共に屋外に飛び出す。

町中へと逃げ込んだ2人であったが、
自分達の逃走経路を把握しているかの様な、
警察の迅速な動きに「ルパン」は疑問を感じる。

パトカーがその場を去ったのを見計らい、
「ルパン」と「次元」は道の反対側に停車中の
車の陰目指して駆け出す。

するとビルの屋上でライフルを構えて待機していた
「ヤエル」の発砲した銃弾が「次元」の片腕に命中する。

「ヤエル」は続いて「ルパン」の片足にも
銃弾を命中させる。

「ルパン」がビルの屋上にいる「ヤエル」の姿を確認した直後、
相手はその場から姿を消す。


辛くも隠れ家に戻る事ができた「ルパン」と「次元」は、
体に撃ち込まれた銃弾を摘出する。

その銃弾を見た「次元」は、
それが先日ボディーガードを務めた
「クイーン=マルタ」を殺した銃弾と同一である事に気付く。

その直後、
「ルパン」と「次元」の行方を捜査していた
警官隊が隠れ家へと迫る。

「次元」は何かを確かめるため、
隠れ家を飛び出して行く。

「ルパン」も急ぎその場から離れる。


「次元」は1人、
墓地にある自分の名が刻まれた墓標を見つめていた。

やがて現れた「ルパン」に「次元」は、
「マルタ」を暗殺し、
昼間自分達を撃った相手が、
暗殺の前に標的の墓を用意し、
振って出たサイコロの目と同じ弾数で相手を仕留める
殺し屋「ヤエル奥崎」であると告げる。

「ヤエル」との一騎打ちにこだわる「次元」に対し、
「ルパン」は自分も加勢すると申し出る。

しかし「次元」は、
「俺とお前はビジネス上のパートナーだ!仲間じゃない!」
と言い放ち、「ルパン」に愛想尽かしを言わせてしまう。


一方その頃、
とある会員制クラブにショーガールとして雇われていた
「峰不二子(声:沢城みゆきさん)」は、
そこに保管されている獲物を狙っていた。

出番までの待機時間に「不二子」は、
獲物である「カラミティ・ファイル」が隠されている
特別あつらえの金庫の解錠に成功する。

しかしその直後、
クラブのオーナーによりねじ伏せられ
拘束されてしまう。


「次元」は、
「ヤエル」の隠れ家の前で、
後を追って来た「ルパン」と鉢合わせになる。

「ルパン」は、
「次元の墓標」に置かれていたパセリに付いたアネモネの香りを手掛かりに、
「東ドロア」唯一のアネモネの群生地であるこの場所に辿り着いたのであった。

渋々「次元」は「ルパン」と共に
「ヤエル」の隠れ家へと潜入する。

しかしそこに「ヤエル」の姿はなく、
「ヤエル」の発明品が多数置かれているだけであった。

すると「ルパン」は、
机の上のモニターに映る
「不二子」の姿を見つける。

「ルパン」は傍にあるマイクで、
クラブ内に監禁状態の「不二子」に語りかける。

「不二子」は「ルパン」に、
心を入れ替えショーガールとして働こうと決意した事を告げ、
自分を助けに来ない様訴える。

するとその時、
「ルパン」と「次元」の背後に、
「ヤエル」が姿を現す。

「次元」は「ヤエル」に
「マルタ」を暗殺した理由と、
自分まで狙った理由について尋ねる。

それに対し「ヤエル」は、
ただ依頼を受けただけと答える。

「マルタ」の死を引きずっている様子の「次元」は、
「ルパン」立ち会いの下、
「ヤエル」との一騎打ちを決行する。

しかし、
「ヤエル」が超軽量化された銃を抜くのが早く、
「次元」は敗北してしまう。

やむなく「ルパン」は「次元」を連れ
隠れ家から撤退する。

「ルパン」は「次元」を車に強引に押し込み発進するが、
「ヤエル」も改造車で後を追って来る。

「ヤエル」の改造車に装備された機関砲の攻撃を受けながら、
「ルパン」と「次元」は港へと追い詰められる。

「ルパン」と「次元」はコンテナの陰に身を潜める。

「ヤエル」が高所からライフルを構えて待ち伏せしている危険性がある中、
「ルパン」は「次元」に、
1・2・3の合図で向かい側のコンテナに駆け出す事を提案する。

合図と共に「ルパン」と駆け出した「次元」の額を、
「ヤエル」の放った銃弾が貫通する。

「ルパン」は「次元」の身体を起こして、
彼の名を呼び続けるが、
全く反応はない。

その様子を窺っていた「ヤエル」は、
その場を静かに去って行く。

その頃「不二子」は、
クラブ内の会場に設けられた、
巨大な水槽の中に全裸で閉じ込められていた。

そこに「ヤエル」の発明品である
大男風のロボットが運び込まれる。

ロボットは会場内にいる「覆面のピアノマン」の演奏に合わせ、
逃げる「不二子」を追い詰めて行く。

股間から出現した巨大なドリルを回転させながら、
ロボットは「不二子」に迫る。



(後篇)

巨大水槽内の「不二子」に、
ドリルが接触しようとしたその時、
突如ロボットの動きが止まる。

その場の面々がどよめく中、
管制室を占拠した「ルパン」の声が
会場内に響き渡る。

やがて会場内に入った「ルパン」と、
クラブの用心棒との銃撃戦が開始される。

同じ頃、
レストランで食事中の「ヤエル」は、
何故かクラブ内での「ルパン」の行動を把握していた。

流れ弾により水槽が粉砕した隙に、
「不二子」は脱出し、
金庫から獲物を奪いバイクで逃走を図る。

演奏を妨害され逆上した「ピアノマン」と
交戦状態だった「ルパン」は、
そこに現れた「不二子」のバイクに飛び乗る。

助けるなと言われると助けたくなる性格を利用した事を
「ルパン」から指摘される「不二子」であったが、
悪びれる様子はなかった。

「次元の墓標」がある墓地まで辿り着いた「ルパン」は、
「不二子」からすり取った「カラミティ・ファイル」を開く。

そこには「東ドロア政府」の暗殺指示の記録が収められていた。

そこには「マルタ」と「次元」の写真と名前も載っていた。

このファイルの存在が公になれば
「東ドロア」は壊滅すると語る「ルパン」は、
次に「ヤエル」に狙われるのは
自分と「不二子」であると告げる。

「ヤエル」に対する敵意を剥き出しにする理由を
「不二子」に尋ねられた「ルパン」は、
「次元」の仇討のためと答える。


その後日、
「東ドロア」の町中に、
喫茶店の屋外テーブルでくつろぐ
「ルパン」の姿があった。

新たに「ルパン」と「不二子」の暗殺依頼を受け
2人の墓標を用意済みの「ヤエル」は、
ビルの屋上からライフルを構え
「ルパン」に狙いを定めていた。

事前に振ったサイコロの目が1であったため、
一発で仕留める気合いの「ヤエル」の放った銃弾が
「ルパン」目掛けて飛んで行く。

しかし銃弾は
「ルパン」から大きく逸れてしまう。

「ヤエル」は、
背後のビルから「次元」に狙撃され、
利き腕を撃たれていた。

死んだはずの「次元」がいる事に動揺する「ヤエル」に、
「ルパン」は無線で種明かしを始める。

「東ドロア」に来て以来、
自分達の動きが容易に警察に察知された事や、
最初に「ヤエル」に狙撃された時の状況から、
「ルパン」は町中のあちこちに設置された
監視カメラの存在に気付いた事を明かす。

さらに「ルパン」は、
「ヤエル」が自らの発明品を使い、
町中の監視カメラの映像が
直接網膜に映し出される状態であったため、
死角となるはずの狙撃ポイントから
標的に命中できたと説明する。

その秘密に気付いた「ルパン」は、
港に追い詰められた時、
予め監視カメラに細工を施し、
映像に5秒のずれが生じる状態にしていた。

「ヤエル」の放った銃弾を回避した直後、
「次元」は血糊を使って
死んだ演技をしていただけであった。

つい先程の狙撃ポイントを特定できた理由を
「ヤエル」から尋ねられた「ルパン」は、
隠れ家から調達した同じ発明品を自分も装着し、
「ヤエル」と同じ光景が見える状態にしていた事を明かす。

説明を終え、
「ルパン」は「次元」と共に、
「ヤエル」の元へと辿り着く。

「ルパン」は、
「ヤエル」に「マルタ」の暗殺を依頼したのは
本人が言っていたクラブのオーナーではなく、
「東ドロア政府」であった事を指摘する。

「東ドロア」は「西ドロア」を侵略しようと企んでいた。

しかし、
自国の歌手である「マルタ」が
両国の和平を願っている事を知り、
彼女の存在が邪魔になった。

そのため彼女を排除し、
その罪を「西ドロア」に着せるため、
「ヤエル」に暗殺を依頼したのであった。

「マルタ」の事を引きずる「次元」と、
服を着替えた「ヤエル」は、
再び一騎打ちを行う。

「ルパン」が見守る中、
両者の拳銃が火を吹く。

その直後、
「ヤエル」の銃弾が頬にかすった「次元」が、
その場に座り込む。

その様子を見て余裕の表情を浮かべていた「ヤエル」であったが、
その利き腕は骨が見える程にえぐられていた。

超軽量化された「ヤエル」の銃弾は、
軽量故に強度が低いため、
「次元」のマグナムの弾と空中で衝突した際に
弾道がずれてしまった。

一方強固なマグナムの銃弾は、
弾道がほとんどずれる事なく、
「ヤエル」の腕に命中したのであった。

止めを刺さないのかと尋ねる「ルパン」に対し「次元」は、
「ガンマンとしての奴は死んだ!」
とだけ答える。


決闘の後、
「ルパン」と「次元」の乗る車に、
「不二子」の乗るバイクが接近して来る。

「不二子」はいつの間にか
「カラミティ・ファイル」を「ルパン」から奪取し、
そのまま走り去って行く。

しかし「ルパン」は得意気に、
胸元から本物の「カラミティ・ファイル」を取り出す。

ファイルの偽物を掴まされた「不二子」であったが、
一緒に抜き取っていた「リトルコメット」を見つめ
ご満悦の様子であった。


車を停車させた「ルパン」は、
「マルタ」と「カラミティ・ファイル」の件を
マスコミにリークした理由を「次元」に尋ねる。

「次元」の脳裏には、
「東ドロア」と「西ドロア」の和平のために
あえて危険を冒す覚悟である事を語る「マルタ」の姿が浮かぶ。

「マルタ」のマネージャーから
一方的にボディーガードの契約を破棄されても、
彼女を守ろうとした本心を語る事なく
「うまい煙草が吸いたかっただけだ…」
と「次元」は答える。

「カラミティ・ファイル」を燃やす「ルパン」に
「次元」は後悔しないのかと尋ねる。

すると「ルパン」は、
「俺達は正義の味方じゃない…」と語り、
「次元」と自分の煙草に火を着ける。

「次元」の
「一介の泥棒と…」の台詞に続き、
「一介のガンマン!」の台詞を「ルパン」が述べて
2人は笑顔で煙草を味わうのであった。


その頃、
とあるモニタールームに、
「マルタ」と「カラミティ・ファイル」に関する報道が映し出される
画面をみつめる怪人「マモー」の姿があった。

また同じ頃、
「ルパン」「次元」「不二子」の名が刻まれた墓標の前で、
何かの決意を固める「銭形警部(声:山寺宏一さん)」の姿があった。




(感想)


まず良かったと感じた点は以下の通りです。


以前感想レビューを書いた
2013年公開の映画「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」では、
「ルパン三世」の面々は飽くまで、
「名探偵コナン」の世界のゲストの扱いであったのに対し、
本作では、
「ルパン三世」単体での魅力がしっかりと描かれていると感じました。

「ルパン」の変装あり、
銃撃戦あり、
格闘戦ありで退屈しませんでした。

「ルパン」「次元」「不二子」の面々の
それぞれのやり取りも
楽しく見る事ができました。

監視カメラと
「ヤエル」の発明品を使ったトリックを
「ルパン」が解説するくだりで、
一気に話に引き込まれました。

無論、
「次元」と「ヤエル」の最後の決闘の場面も、
「次元」が大変かっこ良く描かれ、
より「次元」というキャラが好きになりました。

上映時間自体は、
1時間程度の作品でしたが、
その分内容が凝縮され、
十分に見応えがありました。

前篇・後篇の2部構成になっていたおかげで、
途中で気持ちが切り替わり、
最後まで集中して鑑賞できました。

個人的に好感を持っていた
「LUPIN the Third -峰不二子という女-」の
タッチそのままでキャラクターが描かれていて
ほっとしました。

「ルパン」のジャケットの色が、
「峰不二子という女」の緑色から
くすんだ青色に変更されていましたが、
これはこれで魅力的でした。

「ルパン」が引き続き渋いキャラクターで描かれ、
非常にかっこよく見えました。



続いて残念に感じた点は以下の通りです。


今回何よりも、
上映館が少なく、
上映期間が非常に短い点が残念でした。

また、
確かに内容自体は見応えのある物でしたが、
チケット代は1300円が妥当かと言えば、
少し疑問を感じました。

個人的には、
1000円ポッキリが理想だと思いました。

そして、
題名から「次元」が主役で大活躍する話と期待していましたが、
「次元」は前篇の最後で一旦退場し、
後篇のクライマックスまで出番がなく
少し残念に思いました。

そして本作では
「石川五ェ門」が、
「カラミティ・ファイル(偽物)」に添付された写真のみでの登場だった点が、
やはり残念でした。

「銭形警部」同様、
わずかでも登場してくれる事に期待していました。

そして本作のラストで唐突に登場した
「マモー」は一体どういう位置づけなのか
全く不明だった点も残念でした。

「ルパン三世 ルパンVS複製人間」に登場した「マモー」と同一人物なのか、
それとも全く設定の異なる別物なのか、
実にすっきりしませんでした。




残念な点はありましたが、
個人的に好感を持っていた
「LUPIN the Third -峰不二子という女-」の
作風ほぼそのままの「ルパン三世」が
再び制作された事は感無量でした。

ここ最近のTVスペシャルでは、
放送コードの事情もあり、
無難な描写に止めているため、
極端な言い方をすれば
お子様ランチ状態になってしまった
「ルパン三世」に物足りなさを感じていました。

その点「峰不二子という女」は、
主人公は「峰不二子」であったものの、
「モンキー・パンチ先生」の原作や
「TV第1シリーズ」を彷彿とさせる
「ルパン三世」の原点に戻ったかの様な作品で、
大変懐かしい気持ちで視聴できました。

TVスペシャルでは
放送時間や放送コードの都合で自主規制され、
すっかりなくなってしまった
アダルトな場面等が描かれたのが
印象的でした。

今回の映画でもそうですが、
「ルパン」の「不二子」への
セ○ハ○シーンがありました。

物語の舞台も、
昭和の時代に設定され、
「第1シリーズ」の頃の雰囲気に
近い物を感じました。

ただし、
「第1シリーズ」の様に
「ルパン」が「キ○ガ○」等の
放送禁止用語を使う事は
さすがにありませんでした。

せいぜい「銭形警部」の部下の
「オスカー警部補」が「不二子」の事を
「豚女」「痰壺女」と呼ぶ位でした。

そして、
今回の映画のラストで
「ルパン」が言っている様に、
本来「ルパン三世」の面々は
決して正義の味方ではありません。
(※「銭形警部」は除きます。)

「モンキー・パンチ先生」の原作では、
人の良さにつけ込み自分を陥れた連中を、
次の瞬間に皆殺しにする
「ルパン」の非情な一面が描かれていました。

上記の台詞を聞いて、
本来の「ルパン」はこうであったと
思い起こされました。

そして本作では、
これまでどちらかと言うと
ふざけた口調が中心だった
「栗田貫一さん」が、
いつになく渋い口調で
「ルパン」の声を演じていた点が
強く印象に残りました。

個人的には、
「2代目ルパン」に
新たな魅力が開拓された
記念すべき作品だと痛感しています。

「栗田さん」以外の声優陣も、
キャラの魅力が十分に伝わる
名演技を披露していました。

特に、
「山寺宏一さん」演じる
「銭形警部」には
強く印象に残る場面がありました。

自身の誇りを守るため
出世のチャンスを棒に振った過去を
「銭形警部」が静かに語る場面は圧巻でした。

正直、
先代の「納谷悟朗さん」から
「山寺さん」に交代するとの情報が公開された時、
大丈夫なのかと不安が拭えませんでした。

しかし、
上記の場面の台詞を聞いた時、
その不安は一気に払拭されました。

ただ、
物語自体が進むにつれて
どんどん迷走した点が大変残念でした。

また、
番組開始前に、
「峰不二子の素性が初めて明かされる」
というニュアンスの宣伝がされていましたが、
結局何も明かされぬまま終わった点も
納得できませんでした。

それまで「不二子」の幼少時代かと思われた少女が
全くの別人で、
事件の黒幕であったというオチは、
正直肩透かしを食らわされた気分でした。


粗筋と結末については残念な形になりましたが、
初期の頃のテレビシリーズのファンとしては、
直球ど真ん中の作風でした。

そう言う訳で、
今回同じ作風の「ルパン」のアニメを
再び鑑賞できる事ができてうれしい限りです。

このまま同じ作風で
「石川五ェ門」・「銭形警部」
それぞれが主役の作品も作ってほしいと思います。

ただそうなると、
また今回の様な不便な形で
鑑賞する破目になるかもしれない点が
不安です。

「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」は
飽くまで「コナン」の人気に「ルパン」があやかる形の作品のため
全国の大型の映画館で鑑賞する事ができたのではと考えています。

そう考えると、
「ルパン三世」単体の作品としては、
最早規模を縮小しない限り、
映画は公開できない現実を
今回の映画で思い知らされた気分です。

しかし、
実際はどうであれ、
個人的には「ルパン三世」というアニメが
今後も制作され続ける事を熱望します。

できれば、
新声優陣の声をより定着させるために、
また「ルパン三世」のTVシリーズを制作してほしいと思います。

ただ、
やはり気になるのは、
「次元」役の「小林清志さん」の健康状態です。

最近、
「先代銭形警部」役の「納谷悟朗さん」をはじめ、
「永井一郎さん」「加藤 精三さん」等、
個性的な声で、
様々な魅力的なキャラを演じてきた
ベテランの声優さんが立て続けに亡くなられています。

「ルパン三世」のメインキャラ5人の内
3人が交代した時、
「小林さん」は「栗田さん」共々保留となりました。

上記の情報が公開された時、
「小林さん以外に次元を演じられる適任者が見つからなかったのか…」
と思わずにはいられませんでした。

「妖怪人間ベム」の「ベム」だろうと、
「ラ・セーヌの星」の「ザラール隊長」だろうと、
「スペースコブラ」の「クリスタル・ボーイ」だろうと、
「機動戦士ガンダム0083」の「エギーユ・デラーズ」だろうと、
何のキャラの声を演じようと、
すぐに分かってしまう程「小林さん」の声は大変個性的です。

確かに、
2枚目のかっこいい声を出せる声優さんは多々いますが、
「小林さん」の様な、ただかっこいいだけではない
個性的な声の人がいるかと言われると、
厳しいと思います。

無論
続けられる限り「小林さん」に、
「次元大介」の声を演じ続けてほしいと思います。

「ドラえもん」や「サザエさん」同様、
世代交代を図りながら、
「ルパン三世」が後世に末永く続く事を希望します。


大変長くなりましたが、
今回はこれまで!


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